相談:がん治療は、がん専門病院で受けた方がいいのでしょうか

治療 化学療法 セカンドオピニオン 治療選択

昨年、肺腺がんステージ2Bと診断され手術を受けました。その後、検査でMPP(Micropapillary pattern)があることが確認されました。今年、シスプラチン、ナベルビンの抗がん剤治療が終了し、現在は、MRIやCTなどの検査を行いながら経過観察中です。

MPPのある肺がんに対して、現在の病院で治療を継続するか悩んでいます。現在の病院は家族もお世話になってきている病院で、検診で肺がんの発覚後すぐに処置もしていただき信頼もしております。ただ、がん専門病院ではないことが、素人としては不安です。地域に対応できる別の病院があれば検討したいと考えています。MPPに対応する病院はないでしょうか。

(本人、女性)

回答:治療に不安があれば、がん専門病院でセカンドオピニオンという選択も

日本肺癌学会の「肺癌診療ガイドライン」によると、肺がんの治療のポイントは以下の通りです。

肺がんの種類
・肺がんの治療は、ステージ(進行度)と組織分類により治療選択が異なります
・肺がんは組織の違いにより、非小細胞肺がんと小細胞肺がんの2つに大きく分類されます
・非小細胞肺がんは、さらに扁平上皮がん、腺がん、大細胞がんの3つに分類されます
・MPP(Micropapillary pattern)は、腺がんの亜型の1つのため、腺がんとして治療が行われます

ステージ2Bの治療
・ステージ2Bの場合、手術で完全切除が可能なら手術が行われます
・手術後の病理診断で、ステージ2~3Aと判定された場合は、シスプラチンを併用した化学療法が推奨されます

今後、がん専門病院での治療をご検討されたいのであれば、まずはセカンドオピニオンを受けてみてはいかがでしょうか。...

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