相談:アリムタの副作用が強いので他の治療を探しています

化学療法 治験 治療選択 LINE会員限定記事

友人の奥さん(30代)が、ALK陽性の肺腺がんのステージ4と診断されています。分子標的薬による治療を受けていましたが、耐性ができてしまったため、アリムタに変更になったそうです。ところが、1クール終えて、副作用が強く出てしまっているそうで、他の治療を探しています。 他にどのような治療が考えられますか? 自由診療でも何か良いものはありますか? 光免疫療法という最新治療は受けられますか?

(友人、女性)

回答:光免疫療法の承認は頭頸部がんのみ、標準治療がなければ治験という選択肢も

日本肺癌学会の「肺癌診療ガイドライン2022」によると、肺がんの治療のポイントは次の通りです。

ALK融合遺伝子陽性の二次治療以降に関して
・クリゾチニブ(ザーコリ)耐性後の治療薬として、アレクチニブ(アレセンサ)が推奨されています
・全身状態が良好な場合は、ドセタキセル±ラムシルマブ(サイラムザ)療法、ペメトレキセド(アリムタ)単剤療法、S-1単剤療法、ナブパクリタキセル単剤療法が推奨されています

標準治療以外の治療に関して
がん治療では、基本的に標準治療が推奨されます。...
標準治療は、有効性や安全性が臨床試験で認められた最も推奨される治療法です。 一方で、標準治療が受けられない患者さんでは、治験という選択肢もあります。治験は安全性や有効性を確認するための治療を兼ねた臨床試験です。治験の条件はさまざまです。参加条件にあてはまっても、その他の条件などにより、参加できない場合もあります。ご興味がある場合には、受けられる治験があるか、担当医の先生にご相談なさってみてはいかがでしょうか。

光免疫療法に関して
光免疫療法(アルミノックス治療)は現在、「切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部がん」に対してのみ承認されています。その他、食道がん、頭頸部がん、胃がん、皮膚扁平上皮がんに対して、「治験」が行われていますが、肺がんに対しては未承認であり、まだ治験は行われていません。また、自由診療として行われている光免疫療法は、楽天メディカル社が開発した治療とは異なります。

参考情報
肺癌診療ガイドライン2022年版 IV期非小細胞肺癌 ALK融合遺伝子陽性
https://www.haigan.gr.jp/guideline/2022/1/2/220102070100.html#cq54

肺癌診療ガイドライン2022年版 IV期非小細胞肺癌 二次治療以降
https://www.haigan.gr.jp/guideline/2022/1/2/220102070100.html#cq56

楽天メディカル社
https://rakuten-med.com/jp/

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