相談:乳がんの治療中でも、テニスやヨガなど運動をして大丈夫?
15年ほど前に乳がんと診断され、左乳房を全摘しました。術後治療として化学療法とホルモン療法の治療を受けていましたが、定期検診で異常は見つかっていませんでした。昨年、胸水が見つかりその後の検査で再発左乳がん、両側肺転移、左腋窩リンパ節転移、多発性骨転移と診断されました。現在、フェソロデックスとベージニオによるホルモン療法に加え、ランマーク、デノタスチュアブルによる治療を受けています。
日常生活では、ベージニオによる頻繁な下痢以外は特に変わったことはありませんが、このような状況で、どの程度スポーツをしてもよいのか教えてください。もともとテニスが大好きで、週3日くらいかなり激しく動いていました。再発の可能性がわかってからは1度もしておらず、もう二度とテニスができないと思うと、本当に悲しくなり気持ちが沈みます。軽くなら問題ないでしょうか。また、ヨガなどはどうでしょうか。時々30分程度の散歩をしています。
(本人、女性)
回答:自己判断せず、「運動ができるか、可能ならどの程度ならいいのか」など医師に相談
日本乳癌学会の「患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版」によると、乳がんの治療中や治療後の生活に関する情報は次の通りです。
・乳がんの治療の目標の1つは、できるだけ治療前に近い生活を送れるようにすることです
・医師からの特別な指導のない限り、日常生活で特に制限することはありません
・自分の体調に合わせて仕事に復帰したり、旅行に出かけることは差し支えありません
テニスやヨガといった運動を行えるかは、患者さんの病態により異なります。...
・乳がんの治療の目標の1つは、できるだけ治療前に近い生活を送れるようにすることです
・医師からの特別な指導のない限り、日常生活で特に制限することはありません
・自分の体調に合わせて仕事に復帰したり、旅行に出かけることは差し支えありません
テニスやヨガといった運動を行えるかは、患者さんの病態により異なります。...
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