相談：肺がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の効果は？

非小細胞肺がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の情報が、各薬剤の添付文書（医薬品に添付されている、使用上の注意や用法・用量、服用した際の効能、副作用などを記載した書面）に掲載されていますので、ポイントをご案内させていただきます。

非小細胞肺がんを適応とする免疫チェックポイント阻害薬は、以下の4剤です。...

（2021年12月24日現在）

薬剤名（製品名）：効果・効能
ニボルマブ（オプジーボ）：切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん
ペムブロリズマブ（キイトルーダ）：切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん
アテゾリズマブ（テセントリク）：切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん
デュルバルマブ（イミフィンジ）：切除不能な局所進行の非小細胞肺がんにおける根治的化学放射線療法後の維持療法

各薬剤とも臨床試験により有効性と安全性が確認されたため、上記の効能または効果で保険適用されています。どの程度の効果があるかは、患者さんそれぞれの病態やその他の条件により異なります。

いずれも添付文書が公開されており、各薬剤の承認の基となった臨床試験の情報なども記載されていますので、参照されてみてはいかがでしょうか。

参考資料：独立行政法人医薬品医療機器総合機構 医療用医薬品の添付文書情報

ニボルマブ
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/180188_4291427A1024_1_52#HDR_Warnings

ペムブロリズマブ
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/170050_4291435A2025_1_08#HDR_Warnings

アテゾリズマブ
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/450045_4291441A1024_1_13#HDR_Warnings

デュルバルマブ
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/670227_4291443A1023_1_04#HDR_Warnings