相談:RAS陽性大腸がんで、一次治療としてSOX療法中。分子標的薬は対象外なのか

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大腸がんの治療として、4回目のSOX療法中です。現在、肝臓への転移、腹膜播種、左尿管(播種)、左腎臓(播種により委縮)しております。遺伝子変異タイプは、RAS変異型です。一次治療がSOX療法ということは、分子標的薬が難しい全身状態と判断をされたのでしょうか。

(本人、男性)

回答:RAS(KRAS/NRAS)、BRAF遺伝子検査の結果により、遺伝子にあわせた治療薬が選択される

再発大腸がんの薬物療法では、薬物療法が適応と判断される患者さんに対しては、一次治療開始前にRAS(KRAS/NRAS)遺伝子検査、BRAF遺伝子検査が行われ、遺伝子にあわせた治療薬が選択されます。

RAS/BRAF遺伝子変異がない場合の一次治療は、「FOLFOX+セツキシマブ」「FOLFOX+パニツムマブ」のいずれかが選択されます。...
RAS遺伝子変異がある場合は、「FOLFOX+ベバシズマブ」「CapeOX+ベバシズマブ」「SOX+ベバシズマブ」「FOLFIRI+ベバシズマブ」のいずれかが選択されます。BRAF遺伝子変異がある場合は、「FOLFOXIRI+ベバシズマブ」が選択されます。二次治療以降は、一次治療の選択により変更されます。

再発大腸がんの治療選択は、患者さんの病態や遺伝子変異、治療歴、合併症の有無などにより、有効性と安全性を考えて行われます。

選択された治療法の治療スケジュール、可能性のある副作用などに関しても、担当医とご相談なさってみてはいかがでしょうか。

参考文献
「切除不能の進行・再発大腸がんの薬物療法(化学療法)と副作用対策」
https://cancer.qlife.jp/colon/colon_feature/article6093.html

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