相談:大腸がんの術後に胸水が溜まっています。安静にしているしかないのでしょうか

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直腸がんと診断され、原発巣と肝臓の転移巣1か所の摘出手術を受け入院中です。酸素飽和度(SpO2)が91%くらいから上がらず、酸素吸引してもらい98%を維持していますが、カニューレを外すとすぐに91%くらいに落ちます。胸のレントゲンを撮ったところ、肺に水がたくさん溜まっており、心不全の危険があると言われました。せっかく7時間におよぶ手術に耐えたのに怖くてたまりません。安静にして怯えているしかないのでしょうか?

(本人、女性)

回答:「正しい情報を得る」「自分にできること、できないことを分ける」「不安を見える化する」の3つが大切

がん闘病中の不安に関して、がんプラスに掲載されている記事から、ポイントをご案内します。

がん闘病中の不安を少しでも軽くするためには、「正しい情報を得る」「自分にできること、できないことを分ける」「不安と上手に付き合う」の3つが大切です。...


正しい情報を得る
・がんと向き合うために必要なことは、「正しい情報を得る」ことです
・人は、わからないことに対して不安になります。例えば、暗闇に1人取り残されていれば、なにも見えないため、どちらに進めば良いのか不安になります
・もし、この状況で目印を見つけたとしても、その目印が間違っていれば、正しい方向へ進むことはできません
・正しい情報を得ることで、正しい方向へ進むことができ、不安も和らぎます

自分に「できること」「できないこと」を分ける
・がん治療で自分にできることは、「最良の治療を選択して、それを完遂すること」です
・自分の力では消すことができない不安もあります
・消えない不安をなくそうと焦ると、余計に不安が大きくなってしまうこともあります
・不安を大きくしないために、自分にできないことは「付き合っていくしかないな」と割り切ることも大切です

不安を見える化して、上手に付き合う
・消せない不安とは上手に付き合っていくことが大切です
・不安でつらいという人も一日中強い不安があるわけではなく、その時々の「行動」によって、不安の程度は変わります
・まず、自分の不安を客観視することから始めてみるのも大切です
・1日の行動を書き出してみると、「不安を見える化」できることがあります
・これは「認知行動療法」と呼ばれ、行動ごとに不安の強さが100%中何%かを採点して「週間活動記録表」に記録するものです
・1週間ほど記録すると、1日のうちの何時ごろ、どんな行動の時に不安が高まっているのか、また、逆に不安が軽減されるのは何をしている時なのかが、一目で見えるようになります
・不安が見える化されることで、不安と感じる行動や時間を減らすための対策につながります

参考記事:がんプラス がん相談スペシャルーがん闘病中の患者さん・家族が抱える「心の痛み」について腫瘍精神科医が回答
https://cancer.qlife.jp/advice/article17104.html

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