相談:肺がんが術後化学療法中に再発、今後の治療方針は

放射線治療 治療 化学療法

2年前に肺腺がんと診断され、左上葉を切除後、2年間UFTを飲むように言われました。1年前に縦隔リンパ節に再発したことがわかり、UFTはやめ、左胸を切開し再発病変を切除しました。今年になり、右肺に7mm程度の腫瘍が見つかり、最近の経過観察で腫瘍が拡大していることもわかりました。また、遺伝子検査を行いましたが「(私に合う)分子標的薬が見つからない」とも言われています。

このような場合、どのような治療方針が考えられるでしょうか。抗がん剤および放射線治療のデメリット、効果、投与期間、費用なども教えてください。

(本人、男性)

回答:がんの性質、再発部位や数、初回治療法を考慮して治療方針を決定

日本肺癌学会の「患者さんのための肺がんガイドブック」によると、肺がんの治療のポイントは下記の通りです。

局所再発の治療選択
・手術後に肺がんが再発した場合の治療法は、初回治療と同様に外科治療、放射線療法、薬物療法が行われます
・どの治療を選択するかは、がんそのものの性質、再発している部位や数、初回治療の内容などを考慮して決定されます
・再発病変が1個か多くても2、3個までで局所にとどまっている場合は、手術や放射線療法となることがあります
・この場合も、ほかの部位に目に見えないがんの転移が生じていることがあるため、薬物療法をあわせて行うことが多くなります
・以前は、抗がん剤の種類も少なく効果も低かったので、再発の治療は困難でしたが、最近はこのような場合でも有効な薬剤が出てきています

費用に関して
・受けられた治療により、費用は異なります
・保険適用の治療は、高額療養費制度の対象となります
・高額療養費は、医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた分が払い戻される制度です
・医療費が高額になることが事前にわかっている場合は、「限度額適用認定証」を申請し提示することで、医療機関ごとの窓口の支払を自己負担額までにとどめることができます
・負担額は、年齢や所得によって異なります

抗がん剤の種類、効果、投与期間などは、それぞれの患者さんの病態により異なります。...

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