相談:陽子線治療を前提にホルモン療法中、再発後の治療を考え手術に変更した方がいいのでしょうか
前立腺がんの治療について相談です。PSA値は 4.3、生検で10サンプル中1サンプルにがんを確認、グリソンスコア9で高リスクです。CT検査(骨シンチ)で転移は確認されていません。治療は、ホルモン療法(リュープリン注射、ビカルタミド服用)を6か月受けた後、陽子線治療を予定しています。現在、ホルモン療法を開始して3週間が経過しています。
陽子線治療を前提に進んでいますが、グリソンスコアが高く、高リスクであることから、再発の確率が高いのではと思っています。担当医から、「放射線(陽子線)治療後に再発した場合、前立腺全摘出等の手術はできない」と説明を受けた覚えがあり、現行の治療法をどうすべきか苦慮しております。手術に変更したほうがいいのでしょうか?ちなみに、陽子線治療を選択した理由は、尿失禁等の副作用が少ないと聞いたからです。
(本人、男性)
回答:放射線治療後の局所再発、「経過観察」「ホルモン療法」「前立腺全摘除術」「凍結療法」「組織内照射」「高密度焦点式超音波治療」を推奨
前立腺がんの治療に関して、がんプラスに掲載されている記事から、ポイントをご案内します。
前立腺がんの放射線治療後の再発に関して
・前立腺がんの初回治療で放射線治療後の再発は、「PSA再発」と「臨床的再発」の2つがあります
・PSA再発は、治療後のPSA値の上昇のみで判定されます
・2回連続でPSA値0.2ng/ml以上だった場合にPSA再発と判定されます
・画像診断や組織学的検査で再発部位が特定された場合には、臨床的再発と判定されます
・PSA再発に対しては、「経過観察」「放射線治療」「ホルモン療法」が推奨されています
・臨床的局所再発に対しては、「経過観察」「ホルモン療法」に加え、根治可能な救済局所療法として「前立腺全摘除術」「凍結療法」「組織内照射」「高密度焦点式超音波治療」が推奨されています
・「救済(療法)」は、再発した際に行う治療のことです
・臨床的再発の遠隔転移に対しては、ホルモン療法が推奨されています
参考記事:がんプラス「根治的治療後に再発した前立腺がんの治療は、リスク因子、合併症を考慮し、経過観察も重要な選択肢」
https://cancer.qlife.jp/prostate/prostate_feature/article2776.html
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前立腺がんの放射線治療後の再発に関して
・前立腺がんの初回治療で放射線治療後の再発は、「PSA再発」と「臨床的再発」の2つがあります
・PSA再発は、治療後のPSA値の上昇のみで判定されます
・2回連続でPSA値0.2ng/ml以上だった場合にPSA再発と判定されます
・画像診断や組織学的検査で再発部位が特定された場合には、臨床的再発と判定されます
・PSA再発に対しては、「経過観察」「放射線治療」「ホルモン療法」が推奨されています
・臨床的局所再発に対しては、「経過観察」「ホルモン療法」に加え、根治可能な救済局所療法として「前立腺全摘除術」「凍結療法」「組織内照射」「高密度焦点式超音波治療」が推奨されています
・「救済(療法)」は、再発した際に行う治療のことです
・臨床的再発の遠隔転移に対しては、ホルモン療法が推奨されています
参考記事:がんプラス「根治的治療後に再発した前立腺がんの治療は、リスク因子、合併症を考慮し、経過観察も重要な選択肢」
https://cancer.qlife.jp/prostate/prostate_feature/article2776.html
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