相談:BCG療法の治療効果評価は「ウロビジョン」などで可能ですか?

検査 生活 経過観察

2か月前にTURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)で筋層非浸潤膀胱がん(乳頭状膀胱腫瘍)を切除しました。その際、膀胱内に赤変した部分があったので同時に切除しました。病理検査の結果、初期の上皮内がん(CIS)と診断されました。乳頭状膀胱腫瘍の治療は完了しているので、現在はCIS治療のためBCG膀注療法を受けています。

治療終了後しばらくしたら、最初に受けたTURBTに準じた手法で膀胱内壁から数か所サンプルを切り取り、病理検査で治療効果を確認すると医師から聞いています。実際に短期入院してサンプリングし検査するのが確実ということなのでしょうが、身体的負担や仕事への影響などを考え、外来でのファイバースコープによる膀胱内視診に加えて尿細胞診で代替えできないかと考えています。最近は今までの尿細胞診の精度をフォローできる、ウロビジョンという検査も保険適用されているとのことですが、こうした外来で対処できる手法を使ってBCG膀注療法の効果確認ができないかと考えています。

(本人、男性)

回答:ウロビジョンで検出できない遺伝子変異がある膀胱がんも

膀胱がんの治療に関して、がんプラスに掲載されている記事からポイントをご案内します。また、ウロビジョンに関する情報は、医薬品医療機器総合機構の添付文書情報(体外診断用医薬品「ウロビジョン DNA FISHプローブキット」)からポイントをご案内します。...

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