相談:前立腺がんの治療選択、小線源治療とSBRTのメリットやデメリットは

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前立腺がんの疑いがあり、針生検を行い12本中3本で悪性度が高くないがんが見つかりました。 そのほかの検査の結果は、骨シンチ異常なし、多臓器に転移なしと説明を受けています。PSA値は9.06です。 治療選択で、小線源療法と体幹部定位放射線療法(SBRT)で迷っています。2つの治療法のメリットやデメリットがあれば教えて下さい。

(本人、男性)

回答:それぞれあるが、患者さん自身のライフスタイルや価値観、社会状況などを考えながら選択される

小線源療法は、低リスクと中間リスクの一部の患者さんの場合、おおむね3泊4日の入院1回のみです。中間リスクの一部と高リスクの患者さんでは、小線源療法を行い、1~2か月後に5週間(平日毎日)の外部放射線療法が必要です。...
治療後半年以上経過してから一時的に排尿障害が再燃する場合があります。

体幹部定位放射線療法(SBRT)は、1回当たりの治療時間は約20分、計5回で治療が終了します。また通常分割法と同様に、SBRTは外来通院での治療が可能です。SBRTによる排尿障害は、通常分割法による放射線治療と同程度で比較的軽いことが多いです。しかし、治療後半年以上経過してから一時的に排尿障害が再燃することがあります。

前立腺肥大や治療前から排尿障害が高度の患者さん、排尿障害がでやすい前立腺の形といわれる中葉肥大のある患者さんでは、SBRTや小線源療法は通常分割法よりも排尿障害が悪化しやすい傾向があります。小線源療法は、こうした患者さんで排尿障害が起きやすいため推奨されません。SBRTでは、通常よりも高い注意を払いながら行われます。

治療選択は、患者さん自身のライフスタイルや価値観、社会状況、許容できる合併症の種類を考えながら、行われるのが大切とされています。

参考文献
前立腺がん患者さんが体幹部定位放射線療法(SBRT)を選択する理由とは
https://cancer.qlife.jp/prostate/article8755.html

前立腺がんのリスク分類による初期治療の選択とは 監視療法、手術療法、放射線療法、ホルモン療法、フォーカルセラピー
https://cancer.qlife.jp/prostate/article2837.html

大船中央病院放射センター 前立腺がん
https://www.ofunachuohp.net/rt/treatment/prostate-cancer.html#menu5

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