一般的な乳がんと比較して進行が速い「炎症性乳がん」って?

本記事は、株式会社法研が2011年11月25日に発行した「名医が語る最新・最良の治療 乳がん」より許諾を得て転載しています。
乳がんの治療に関する最新情報は、「乳がんを知る」をご参照ください。

炎症乳がんとは 炎症性乳がんは、一般的な乳がんと比較して進行のスピードの速いがんです。浸潤がんの患者さんの0.5~2%とされる、まれなタイプですが、近年増加傾向にあります。
 がん細胞が乳房全体に広がっていき、乳房の皮膚がオレンジの皮のように赤く腫(は)れることが特徴で、乳房に痛みや熱感を伴うことがあります。しこりをつくらないことと炎症のようすから、乳腺炎などと間違えられやすく、気づいたときにはすでに進行していることが多くなっています。似た症状があれば、必ず専門医を受診し、早急に、乳がんかそうでないかの診断を受けましょう。

炎症性乳がんの治療とは
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