慢性リンパ性白血病を知る
慢性リンパ性白血病は、白血球の一種であるリンパ球のうち、小型の成熟B細胞が、がん化して無制限に増殖する病気です。血液中のがん化したリンパ球の数が5,000/μL以上である場合、あるいは5,000/μL未満でも白血病細胞が骨髄に浸潤し、正常な血液細胞(赤血球・白血球・血小板)の減少が認められる場合に、この病気であると診断されます。がん化した小型B細胞は、表面に「CD5」「CD23」という分子が発現しているのが特徴で、血液中、骨髄、脾臓(ひぞう)、肝臓、リンパ節などで増殖します。
検査・診断
慢性リンパ性白血病の検査、予後因子、病期分類、治療選択など検査や診断に関してご紹介します。