治療

バーキットリンパ腫の治療

 バーキットリンパ腫は進行が速く悪性度も高いリンパ腫ですが、適切な治療を行うことで治癒も期待できます。そのため、初回治療は治癒を目指して行われます。初回治療の方法は複数ありますが、それぞれの優劣はわかっていません。CODOX-M/IVAC±R療法の一部の薬剤を減量したmodified CODOX-M/IVAC±R療法やR-hyper-CVAD療法などが推奨されます。高齢者や合併症などがある患者さんでは、DA-EPOCH-R療法が検討されます。

初回治療として検討される治療法

治療法薬剤名
R-hyper-CVAD療法リツキシマブ、シクロホスファミド、ビンクリスチン、ドキソルビシン、デキサメタゾン/高用量メトトレキサート、高用量シタラビン
CALGB10002療法シクロホスファミド、プレドニゾロン、イホスファミド、デキサメタゾン、メトトレキサート、G-CSF、リツキシマブ
CODOX-M/IVAC±R療法シクロホスファミド、ビンクリスチン、ドキソルビシン、メトトレキサート/イホスファミド、エトポシド、シタラビン
DA-EPOCH-R療法エトポシド、プレドニゾロン、ビンクリスチン、シクロホスファミド、ドキソルビシン、リツキシマブ
バーキットリンパ腫の治療選択
バーキットリンパ腫の治療選択
出典:一般社団法人日本血液学会編. ”造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版”.金原出版、2018. 第II章 リンパ腫、II リンパ腫、悪性リンパ腫 6 バーキットリンパ腫.アルゴリズムより作成

参考文献:一般社団法人日本血液学会編. ”造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版”.金原出版、2018.

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